家庭薬の昔 日々進歩する家庭薬の昔をお伝えします!

看板・マークの由来

養命酒製造 株式会社
マークの画像

養命酒は、慶長7年(1602)信州伊那の谷、大草(現在の長野県伊那郡中川村大草)の塩沢家当主、塩沢宗閑翁によって創製されました。江戸幕府ができた年、徳川家康に養命酒を献上。すると幕府から”天下御免万病養命酒”と免許され、その象徴として”飛龍”を目印として使用することを許可されたといわれています。以来、飛龍は養命酒の目印、つまり商標として今日まで使われてきており、日本におけるもっとも古い商標のひとつです。龍は古来から、神通力を持ち、自然の恵みを豊かにして人々の生活を平安にするといわれています。養命酒の商標”飛龍”は龍が翼を持ち、空を飛んでいる姿で養命酒の優れた効果を表す意味を持っています。
一説には、古代中国で飛龍のことを”応龍(おうりゅう)”といい、勇将の旗印に使われていたことから目印にするようになったといわれています。また、養命酒の発祥地が天竜川のほとりにあるため、屋号や当初の商号を天龍舘と呼んでいたことなども、飛龍にまつわる挿話として今に伝えられています。