- 老舗恵命堂の創設者 柴 昌範
恵命我神散のふるさと“屋久島”は、樹齢1,000年以上の屋久杉が自生する自然に満ちた島。世界遺産にも登録され、今では観光客の絶えない島として有名ですが、以前はこれといった産業がなく、島民の生活は常に困窮していました。貧しい状況下の中、屋久島出身で後に老舗恵命堂を創設する柴 昌範は、屋久島の島民が等しく潤いを受けることのできる産業について日夜考え続けていました。そこで目を留めたのが、島に野生する『ガジュツ』でした。
ふるさとの屋久島に無垢の愛情を捧げた柴 昌範。
- 初夏に咲き始めるガジュツの花
屋久島は別名「薬島」といわれるほど薬草の宝庫で、江戸時代からガジュツの栽培が盛んな地域でもありました。ガジュツの精油に含まれる成分「テルペノイド」には、抗菌作用、抗炎症作用、抗潰瘍作用、粘膜保護作用などの働きがあり、島民は伝承薬として胃腸病のほか、切り傷、ヤケドなどにいいとしてガジュツを用いてきました。柴 昌範は、ガジュツを主剤とした薬を世に送り出すことで、屋久島の産業を発展させようと尽力します。こうして誕生したのが、恵命我神散です。
屋久島の自然が織りなす神秘の恵み「ガジュツ」。
- 現地農家と契約栽培をして安定供給を図る
老舗恵命堂は創業時から守り続けているこだわりがあります。それは、原料の生薬を100%自社で調達すること。恵命我神散の主剤である屋久島・種子島産の生薬ガジュツは中国産と比べて精油が多く、薬としての効果の高い成分も多く含まれていることが研究により証明されています。つまり、薬効を期待するなら屋久島・種子島産でなければなりません。そこで、老舗恵命堂では現地農家と契約栽培をしている他に、自社圃場管理にも力を入れて、生薬ガジュツの安定供給に努めています。
生薬ガジュツを100%自社で調達。老舗恵命堂のこだわり。
- 島の至る所で湧き出す水は名水100選に選ばれている
もうひとつのこだわり、それは屋久島の自然の恵みです。屋久島は薬草のほか「名水の島」としても知られており、島の至る所で湧き出す水は名水100選に選ばれています。その水質は有機物を含まない硬度10の超軟水。とてもまろやかで美味しい名水とガジュツを混ぜ合わせて誕生したのが、恵命我神散 細粒です。このように恵命我神散は、屋久島の自然の恩恵を受けて全国に飛び立っていくのです。
薬草・名水…、屋久島が育んだ自然の恩恵を全国へ。
- 柴 昌範の生涯を綴った書籍『屋久島 聖』
41歳〜87歳の天寿を全うするまでの46年間を、恵命我神散により人々の健康に寄与した柴 昌範。彼の生涯を綴った書籍『屋久島 聖(やくしま ひじり)』でも、「自分よりはまず人を」という利他の信念を貫いた生涯が色濃く描かれています。
ふるさとの屋久島を愛し、人生の過程で艱難辛苦に打ち克って信念を貫き通してきた柴 昌範の生き方は、今を生きる人々に確かな希望と勇気を与えてくれるでしょう。
屋久島を愛し、利他の信念を貫く姿勢は、今もなお老舗恵命堂とともに。
そして、「病に苦しむ人を助け、命を救うことほど尊い事業はない」という柴 昌範の想いは、今も老舗恵命堂の使命として脈々と受け継がれています。
- (左)恵命我神散 散剤(右)恵命我神散 細粒
有効成分の多いガジュツを活かした恵命我神散は、血流をよくして胃の粘膜を修復したり、胃の運動や排出能力を高めたり、胆汁の分泌を促して脂肪の消化を高めたりする働きがあります。また恵命我神散には、ガジュツ特有の苦味と香りをそのまま活かした粉末タイプの“散剤”と飲みやすい粒状タイプの“細粒”の2種類があります。身体にやさしい胃腸薬として、今も多くの方々にご愛用いただいています。
恵命我神散の特徴と種類
屋久島(やくしま)
屋久島は、鹿児島県の大隅半島佐多岬南南西約60kmの海上に位置する島。熊毛郡屋久島町に属し、近隣の種子島や口永良部島などと共に、大隅諸島を形成しています。 豊かで美しい自然が残されており、島の90%が森林です。
島の中央部の宮之浦岳を含む屋久杉自生林や西部林道付近など、島の面積の約21%がユネスコの世界遺産に登録されています。