わかもと発売開始年:1929(昭和4)年
麹菌・乳酸菌・ビール酵母で健康増進
『わかもと』の誕生
昭和初期、日本国民の栄養状態は極めて悪く、生活環境の条件も不充分であったため、小児の死亡率は高く、結核患者も多い時代でした。このような時代背景の中、国民の栄養向上を目的に、1929(昭和4)年、栄養剤『若素(わかもと)』が発売されました。その2年後、1931(昭和6)年、販売名が平仮名の『わかもと』に変更されました。
『わかもと』は、栄養補給を主目的としたビール酵母単一製剤としてスタートしました。酵母がいろいろな病気に効くことは、昔からドイツをはじめ他の欧米諸国で知られていました。
大正・昭和にかけて、酵母の中にはビタミンB1をはじめ多くの栄養素が豊富にあることがわかりました。その頃の日本は、ビタミンB1の欠乏でおこる白米病(脚気)が国民病として広く蔓延しており、国民の多くが大なり小なり栄養不足に陥っていました。
しかし、脚気に有効なビタミンB1製剤は、非常に高価で、一般の人達にはなかなか手の届くものではありませんでした。一方、『わかもと』はビタミンB1を豊富に含む酵母製剤として安価に販売され、入手しやすかったことから、当時、酵母製剤のさきがけとして『わかもと』は好評を博し、国民保健に大きな第一歩を記しました。
『強力わかもと』の誕生
日本人は元来、植物性食品を多くとる食生活を営んできました。しかし、近代から現代にかけて食の欧米化が進み、高たんぱく・高脂肪・低食物繊維食へと変化してきました。
このような食生活の変化に合わせて、『わかもと』は成分や薬効を強化しました。
1936(昭和11)年、ビタミン、ミネラル、アミノ酸など栄養素に富む米や麦の胚芽に、強力な消化酵素産生菌であるアスペルギルス・オリゼーNK菌を固体培養し、その培養末を配合することにより食物消化力を付与しました。 さらに1955(昭和30)年には、アスペルギルス・オリゼーNK菌の固体培養技術を用いて乳酸菌を胚芽で培養し、胃酸に強く、増殖力旺盛な乳酸菌培養末の製造に成功しました。『わかもと』にその培養末を配合することにより整腸作用も付与しました。 そして1962(昭和37)年、インスタント食品の増加や偏食による栄養摂取の偏りに対応するため、ビタミンB1、ビタミンB2およびニコチン酸アミドを添加し、さらに乳酸菌数も増やして成分を強化、現在の『強力わかもと』が誕生し、今日も皆さまに愛され続けています。
商品の特徴
- アスペルギルス・オリゼーNK菌培養末が弱った胃腸の消化を助け、胃のもたれや食欲不振などに効果があります。
- 乳酸菌培養末が腸内の有害菌を抑えて、おなかの調子を整え、おなかの張りに効果があります。また便通を促し、便を柔らかくすることにより、便秘にも効果があります。
- 2種類の培養末と酵母に含まれているビタミンB群をはじめとする豊富な栄養素が、滋養強壮、肉体疲労時の栄養補給などに役立ちます。
- 3つの天然由来成分を主原料とした製品です。
- お子様からお年寄りの方まで幅広い年齢層の方に服用していただけます。
指定医薬部外品 ※パッケージは変更する場合がございます。 | |
商品詳細(一例) | 強力わかもと |
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効能・効果 |
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用法・用量 |
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成分・分量 |
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商品構成 | 1000錠(瓶入り)、300錠(瓶入り)、108錠(9錠パック×12) |
※使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお飲みください。
商品に関する詳細情報は、わかもと製薬株式会社の企業サイトで、ご確認ください。