樋屋奇應丸発売開始年:1622(元和8)年
夜泣きといえば、CMソングとともに親しまれる「ヒヤ、ヒヤ、ヒヤの、ひや・きおーがん」
鑑真和上によって処方が伝えられたという説も
「ヒヤ、ヒヤ、ヒヤの、ひや・きおーがん」のコマーシャルソングとともに関西で圧倒的な知名度を誇る小児薬・樋屋奇応丸。
樋屋奇応丸の原形処方は、8世紀に来日した鑑真和上によってもたらされたという伝聞が残されているが、奇応丸と同じ薬は、中国大陸や朝鮮半島には存在しないため、和方の調合による日本独特の調剤という説が有力である。
また、奇応丸の処方内容は、1510年ごろに東大寺で発見されたという文献があり、その処方に沿って諸々の病に用いると、奇効をみたため“奇応丸”と命名したと記録されている。
1粒の値を低くすることで価格を抑制
奇応丸は良薬ではあったが、原料は非常に高価なもので、「出奇応変」の高貴薬として一部の上流階級の手にしか届かないものであった。
この状況を見かね、「この優れた効き目の薬を一般の人々にも」と奮起したのが、創業者・樋屋忠兵衛である。
1622(元和8)年、大阪の天満にて樋屋奇応丸の販売をスタートさせた。
民衆にも購入できるようにと苦慮した忠兵衛は、剤形を極小の粒にし、1粒の値を低くすることで、樋屋奇応丸の品質を変えることなく価格を抑えることに結びつけたのだ。
約400年貫き通した“品質第一主義”
(昭和5~6年ごろ)】
樋屋奇応丸はその時代に合った広告宣伝を展開し、戦後に入ると、いち早くテレビ宣伝に注力。
1960(昭和35)年には、CMソングABC賞を受賞し、樋屋奇応丸の名は、歌のフレーズにのって記憶されることとなる。
一方、忠兵衛の思いでもあった“品質第一主義”の考えは、変えることなく約400年貫き通してきた。
樋屋奇応丸の品質を守り続けたことから生まれた信用は大きく、今でもお母さんが赤ちゃんのために安心して使用できる薬として、支持を集め続けている。
商品の特徴
- 樋屋奇応丸 特撰金粒は5種類の厳選された生薬からなり、お子さまの夜泣き・かんむしなどに穏やかに作用して効果をあらわします。また、これといった病気ではないけれど、なんとなく不調で、「食がほそい」「おなかがゆるい」「月に何度もかぜをひいたり熱をだす」といった症状の改善にも優れた効果を発揮いたします。
第2類医薬品 ※パッケージは変更する場合がございます。 | |
商品詳細(一例) | 樋屋奇応丸 特撰金粒 |
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効能・効果 | 小児の神経質、夜なき、かんむし、ひきつけ、かぜひき、かぜの熱、ねびえ(寝冷)、下痢、 消化不良、乳はき(吐乳)、食欲不振、胃腸虚弱。 |
用法・用量 |
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成分・分量 |
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商品構成 | 樋屋奇応丸 特撰金粒:75粒、200粒、500粒 (丸剤) |
※使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお飲みください。
商品に関する詳細情報は、樋屋製薬株式会社の企業サイトで、ご確認ください。