家庭薬の昔 日々進歩する家庭薬の昔をお伝えします!

家庭薬ロングセラー物語

間宮アロエ軟膏発売開始年:1953(昭和28)年企業ロゴ

●ひび、あかぎれなどの荒れた手に
●アロエ成分配合で油性タイプの軟膏
●潤いを与えて外部刺激から肌を守る
商品の歴史と説明

薬草研究の道へ

発売初期のアロエ軟膏

アロエ製薬の創業者、間宮敏雄は明治34年浜松で生まれ小学校卒業後、楽器メーカーに入社。音楽関係で活躍していましたが、戦争という社会情勢の変化の中で「生物の生命を救う物質が植物にないものか」と”モルヒネ”をヒントに考え始めます。モルヒネが「陰」と呼ばれる薬ならば、「陽」の薬もあるはずだという信念から、薬草の研究に没頭していきます。

自分のケガは自分で治す

戦時中、最前線で戦いつづけた間宮敏雄は、足を切断する危機に見まわれました。医師はおろか薬もないなか、目の前にあったロウソクで患部をふさぎ一命をとりとめました。この経験から、自分のケガや病気は、自分で治さなければ…と痛感した間宮敏雄は、帰国後すぐ、静岡に薬草健康法の研究所をつくり研究に打ち込みます。けれども生物の生命を救う植物には、なかなかめぐりあえませんでした。

アロエとの奇跡的な出会い、そして、治癒薬への確信

※写真はイメージです

諦めず研究に全力を傾けた間宮敏雄に、ついに探し求めていた薬草に出会える日がやってきました。それは、伊豆の農家の庭先。老婆がとげのある草の葉を折って、子どもの傷の手当てをしているところに遭遇したのです。老婆にその草の名を尋ねると「医者いらず」だといい、やけど・胃腸にも効くといいます。間宮氏はそれを持ち帰り病気やケガに効き目のあることを次々に解明していきます。その薬草こそ、「アロエ」です。昭和13年のことでした。

※写真はイメージです

戦争が激化する中、戦争で家も焼け出され、ついにはアロエの温室での寝起きをする生活をしながらの研究の日々が続きます。戦争でのケガや「やけどの治療」に「アロエ」が活かせないか、アロエの様々な可能性を解明すべく研究に没頭していきます。ついに、アロエと出会って3年後、アロエの粉末を、それから軟膏をつくります。薬のない時代に先進的であったアロエの薬は人々に受け入れられ大勢の方が自宅にまで買いに訪れました。これが、現在の『アロエ軟膏』の起こりです。当時、粉末はカンに、軟膏はハマグリに詰めただけで販売されました。間宮は時に婦人会活動にも顔を出して実際の使い方を指導するなど、アロエの普及にも励み次第に広く知られるようになっていきました。昭和28年、ついに許認可され「アロエ軟膏」が誕生したのです。アロエの持つ効果をすべての人にお届けしたい。その願いのために、生涯をアロエにささげた創業者間宮敏雄の情熱と探究心。これこそがアロエ軟膏であり、今も製品に受け継がれています。

商品紹介

間宮アロエ軟膏の特徴

  • アロエの成分配合の油性タイプの軟膏です
  • アロエの成分が、荒れて痛んだ肌のトラブル(ひび、あかぎれ等)を鎮め、治りを早めます
第3類医薬品 ※パッケージは変更する場合がございます。
第3類医薬品
商品詳細
(一例)
間宮アロエ軟膏
効能・効果 ひび、あかぎれ、切りきず、しもやけ、やけど、ぢ、打身
用法・用量 適量を患部に塗布してください
成分・分量 成分100g中
アロエ末0.5g
アロエ葉末2g
添加物 オリブ油、ラノリン、ワセリン、トウモロコシデンプン、香料
注意事項
  • 1. アレルギー体質の人は、目や目の周囲、粘膜、顔面等の部位には使用しないこと。ここでのアレルギー体質とは、薬や化粧品などによりアレルギー症状(例えば、発疹・発赤、かゆみ、かぶれ等)を起こしたことがある人をいいます。
  • 2. 次の人は使用しないこと
    本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人
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